広島大学
文部科学省令和5(2023)年度ユネスコ活動補助金 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業

広島SDGsコンソーシアム

今年度の活動

WWL共催 オンラインセミナー SDGsの折り返し地点-2023年を見据えて-

 2月16日(木)、広島大学WWLコンソーシアム構築支援事業との共催で、『SDGsの折り返し地点-2023年を見据えて-』と題して、国連広報センター所長の根本 かおる氏によるオンラインセミナーを開催しました。自分の選択において、SDGsを踏まえて社会のことを考える、という新しい「当たり前」を構築することについてお話をいただきました。「自分のこだわり」を貫き通すことで見えてくるものがあり、平和とは、自分らしく暮らせるということだともおっしゃいました。自分らしく暮らすとは、決して自分勝手に判断するということではなく、判断の先に何があるのかを想像することが大切だと、あらためて学ぶことができました。

WWL共催 オンラインセミナー 持続可能な未来 美しい環境

 2月13日(月)、広島大学WWLコンソーシアム構築支援事業との共催で、『持続可能な未来 美しい地球』と題して、UNITAR持続可能な繁栄局長兼広島事務所長の隈元 美穂子氏によるオンラインセミナーを開催しました。参加者の多くがWWLで広島大学と連携している高校の生徒の皆さんでした。現在の地球を取り巻く気候変動についてや世界各国の動向について、英語でお話をいただきました。2023年、UNITAR広島事務所は20周年を迎えられたようで、セミナー当日は世界各国から多くの方々が広島事務所に来られていたことについてもお話がありました。最後の質問タイムでは、高校生から英語力を上げるための心得についていくつか質問があり、隈元さんが、とにかく恥ずかしがらないこと、ミスを恐れないことを強調されていたことが印象的でした。

ミステリー手法による授業づくりワークショップ~小学校・中学校・高校の授業教材づくり〜

今回のワークショップは、2022年8月4日「ミステリー手法による授業づくりワークショップ〜カードづくり編〜」に参加されたみなさんが作成した、瀬戸内海、里海・里山のカードを精査したものを用いて、ミステリー体験を行いました。さらに、各々の校種において、どのような活用法があるのかをグループごとに話し合い、共有することを通して、発達段階に合わせた授業づくりについて、学びを深めることができました。

オンラインセミナー SDGsの観点を踏まえた ガス・エネルギー教育授業化のヒント  

1月28日(土)、一般財団法人 総合初等教育研究所参与 及び 学校教育アドバイザーの、北 俊夫先生・広島ガス株式会社 環境・社会貢献部 社会貢献グループ 力田まりな氏によるオンラインセミナーを開催しました。

 第1部の北先生のご講演では、学校現場におけるエネルギー教育の指導上の課題(教材研究をする時間的な余裕がない、指導方法がわからない、エネルギー教育に対する関心の薄さなど)を踏まえた上で、授業で取り入れる際のポイントについて学びました。例えば、「飲料水」の学習単元においては、単元のはじめに暮らしを支えているエネルギーやライフラインをおさえることや、「安全性と安定性」の概念を獲得させた上で、発展的に電気やガスを扱う、といったことなどです。 
 第2部では、広島ガスの力田氏に、広島ガスのSDGs達成に向けた取り組みと、次世代教育プログラムについてお話をいただきました。

オンラインセミナー 授業づくりのための 世界遺産とSDGs

 1月14日(土)、世界遺産アカデミー主任研究員 宮澤 光氏をお招きし、オンラインセミナー『授業づくりのための世界遺産とSDGs』を開催しました。
 初めに、世界遺産に登録されているさまざまな建造物に関するについて、クイズ形式でお話いただきました。一つの世界遺産をとっても、国同士の思いがけないつながりや、捉え方の違いなどがあります。さまざまな立場から世界遺産を扱うことが、SDGsの考え方の素地を培うものにつながっていくことを学ぶことができました。

第2回広島SDGsコンソーシアム研修会 

 12月10日(土)、第2回広島SDGsコンソーシアム研修会を開催しました。前回に引き続き、オンライン開催となりました。

 第1部では、京都大学の石井先生にご講演をいただきました。子どもが本物と一緒に学べる環境こそが真正な学びであり、ノイズをできるだけ少なくして作られている教科書から、本物を見出していくことの重要性を述べられました。
 第2部では、広島県ユネスコ ESD×SDGs 大賞表彰式を行い、受賞校の先生方に実践を発表していただきました。
 参加された137名のみなさん、ありがとうございました。

 

オンラインセミナー 里海・里山の環境保全の取り組み〜SDG4・14・15を達成するための学習プログラム〜

11月12日(土)、中国環境パートナーシップオフィス・中国地方ESD活動支援センター 事務局長、特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター 専務理事・事務局長の松原 裕樹氏によるオンラインセミナーを開催しました。また、ゲストスピーカーに、独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立江田島青少年交流の家 主任企画指導専門職の栗原 団司氏をお招きし、国立江田島青少年交流の家の体験プログラム開発や、中国地方の取り組み事例についてお話をいただきました。
子どもたちの体験を単なる体験「活動」にとどまらず、体験「学習」へと深化させていくプロセスについて、参加者のみなさんと共有することができました。
広島SDGsコンソーシアムでは、毎年EPOちゅうごくの松原さんとコラボレーションして、オンラインセミナーを開催しています。
松原さん、そしてゲストの栗原さん、ありがとうございました!

オンラインセミナー 教室で考える『国際協力』ー広島の先生がアフリカで感じていること

10月15日(土)、JICA中国市民参加協力課 新川美佐絵氏、JICA海外協力隊員で教員の中下杏美先生による、オンラインセミナーを開催しました。
中下先生が語る「ジンバブエのリアル」、さらに、ジンバブエで教師教育に関わる活動をしていくなかで「多様性」という言葉の意味を問い直し、物事の本質を見ようとする先生の姿から、国際協力を教室で考えていく前に大切なことを、参加者の皆さんで共有できた1時間半でした。

広島SDGsコンソーシアムでは、毎年JICA中国さんとコラボレーションして、オンラインセミナー・ワークショップを開催しています。新川さん、そして、ジンバブエから電波の安定の合間を縫ってご登壇下さった中下先生、ありがとうございました!

オンラインセミナー 多様な言語と文化を持つ子どもたちのインクルーシブーマジョリティの『私たちの教育』をつくりかえる

10月8日(土)、東京学芸大学教育学部 准教授 南浦 涼介先生によるオンラインセミナーを開催しました。
多様な言語と文化の背景を持つ子どもたちの教育の歴史から始まり、日本社会における言語の問題、外国人児童生徒への教育は「課題」として捉えられやすいことへの危惧、在籍学級における教科学習のインクルージョンの視点などについてお話をいただきました。
南浦先生、参加されたみなさん、ありがとうございました!

ワークショップ 境界を超えてのびる ひろがる つながるー山の分校が自分ごととして取り組んだ、地域と世界の課題ー

9月10日(土)、宮城県蔵王町立遠刈田(とおがった)小学校の齋藤修一先生によるワークショップを、広島大学内にて開催しました。当日は約20名の参加がありました。
いらなくなったチラシを用いたアート作品をグループで組み立てていく活動から始まり、齋藤先生が分校で子どもたちと共に行った、SDGsに関する活動の動画視聴会、さらに、齋藤先生の子供たちへの向き合い方、仕事への向き合い方のお話を伺いました。

チラシアートでは、各グループの皆さんが時間を忘れて、一生懸命作品作りに励む様子が印象的でした。(当日の詳しい様子はこちら

参加された皆さん、そして、宮城県から長い時間をかけてご来校いただいた齋藤先生、ありがとうございました。

 

ミステリー手法による授業づくりワークショップ

8月4日(木)、高橋敬子先生による、「ミステリー手法による授業づくりワークショップーカードづくり編ー」を開催しました。当セミナーやワークショップは、コロナ禍になりオンライン開催が続いておりましたが、今回は広島大学内にて、対面で行いました。

毎年多くの方々に参加をいただいているワークショップ。今回は、里海・里山などを扱った、瀬戸内海バージョンのカードづくりから行うということで、小・中高の校種のグループに分かれ、瀬戸内地域に関するアイデアを出し合うところから始まりました。

当日の詳しい様子はこちら

作成したカードは、2023年2月4日(土)のワークショップで用い、ミステリー手法を活かした授業づくりについて学んでいきます。

こちらも、ぜひご参加くださいね。

第1回広島SDGsコンソーシアム研修会

7月31日(土)、オンラインにて、第1回広島SDGsコンソーシアム研修会を開催しました。
第一部では、上智大学総合人間科学部教育学科 教授 奈須 正裕先生による、「持続可能な社会の創り手を育む授業づくり」のご講演、第二部では、三原市立三原小学校の田中 涼子先生、広島市立広島商業高等学校の神尾 陽一先生による実践発表がありました。

当日は160名を超える方々がご参加くださり、質疑応答の際には、さまざまな職種、分野の方からも質問が飛び交い、学びの深い時間となりました。