2023.10.28 オンラインセミナー「外国につながる子どもの教育〜青年海外協力隊の経験から〜」
開催日時
2023年10月28日(土)13:00―14:40 オンライン
SDGs・ESD・教師教育などに関心のある学生・教員のみなさん・どなたでもご参加いただけます。参加費は、無料です。
プログラム
地域の国際化にともない、学校現場にも外国につながる児童生徒が増えています。学校はもちろん、地域全体で彼らをサポートする必要がある一方、多様な背景を持つ彼らは将来の地域の重要な担い手でもあります。
青年海外協力隊員としての経験を国内の多文化共生促進に生かしている上野優香さんから、現地での学びと現在の活動についてお話を聞きます。
彼らが日本で適切な教育を受けるため、学校現場や教員に求められることは?また、私たち市民一人ひとりができることは?教育の視点から多文化社会について一緒に考えてみませんか?
1)はじめに(新川美佐絵氏)
・JICA、JICA海外協力隊について
・広島県・市における外国につながる児童生徒について(広島市内の日本語指導が必要な外国ルーツの子どもの推移、広島県の外国人推移、広島市内の拠点校など
・JICA×多文化共生(JICAがなぜ国内課題に取り組むのか)
2)講演(上野優香氏)
・ネパールでの体験談
・帰国後の活動
・多文化共生と「異文化理解」(外国につながる子どもの教育は日本語教育、教科指導だけでなく学校や教員、地域がルーツとなる国や民族を知ることから始まる)
Ex; ネパールの教育事情(都市部と農村部、男女差、教員の資質能力の低さ、カースト、日本に出稼ぎで来る親の教育水準→子どもの教育に関する考え方の違い(教育<経済力)、親が子どもの学習サポートができない、パンツをはかない女の子(学習、言語だけではない服装、食のちがい)
●質疑応答15分(上野氏・新川氏)
講師のプロフィール
・上野優香氏
広島市立東浄小学校教諭/「みんなの日本語教室」メンバー。現職教員特別参加制度を利用して、青年海外協力隊に参加、ネパールで小学校教諭として算数の指導にあたった。任期満了後に復職し、帰国後2校目となった広島市立基町小学校で「日本語指導コーディネーター」として日本語指導教室を2年間担当した。
JICA中国職員。主に開発教育や市民参加事業を担当。2002年青年海外協力隊員として中央アジアのウズベキスタンに観光業隊員として赴任。帰国後、民間企業、JICA埼玉デスク等を経て、2015年よりJICA中国勤務。
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